廻神町 艮神社


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神社名: 艮神社
所在地: 三次市廻神町822番地
御祭神ごさいじん 伊邪那岐命いざなぎのみこと岐命、吉備津彦尊きびつひこのみこと
例祭れいさい 10月第四日曜日
御朱印: 対応しておりません。

由緒:
創建は室町時代1,504年とされる。
秋季大祭では、戦国時代の怪力男「廻神藤十郎元豊」の伝説に因んだ力自慢大会「俵かたぎ」の行事がある。氏子若連中が平成九年から始めた行事であり、地元の力自慢たちが挑戦し、新米が詰まった重さ七十キロの俵を担ぎ上げて土俵の周りを歩いて一周する。

廻神藤十郎について:
地元には毛利元就の家臣,廻神藤十郎元豊の伝説が伝わっている。
永禄五(一五六二)年,毛利元就の居城へ尼子経久から和睦の使として,大杉抜右衛門という者を使わした。この人物は周囲二尺もある杉を引き抜いたことから,主君経久がこう呼んだという大力の者であった。元就は彼の大力を褒め,「ではここの庭の杉は大木ではないが抜いてみせて下され。大力の程を見たい」と望んだが,大杉抜右衛門は固く断った。
元就は「それでは,あなたほどではないが,わが方にも力持ちがいるのでご覧に入れよう」と廻神藤十郎元豊を呼び出して,「その杉を抜いてご覧に入れよ」と命じた。藤十郎元豊は一抱えほどもある大杉を抜いて庭に倒した。これを見た大杉抜右衛門は恐れをなして退散したという。